Windows搭載の2in1タブレットPCとしてはダントツの人気を誇るSurfaceシリーズからコンパクトでリーズナブルなSurface Goが登場しました。このSurface Goはシリーズの中で最もコンパクトなモデルで、モバイル用途を強く意識したタブレットPCとなっています。また、なんといってもうれしいのが税込で7万円を切るというリーズナブルなプライス!正直言って、同価格帯のライバルを圧倒する出来になっています。
Surface Goのスペック
仕様 | |
OS | Windows 10 (S モード) |
CPU | Intel Pentium Gold Processor 4415Y |
メモリ | 4GB 8GB |
ストレージ | eMMC : 64 GB SSD : 128 GB |
ディスプレイ | 10 インチ PixelSense ディスプレイ 解像度: 1800 x 1200 (217 PPI) タッチ機能: 10 ポイント マルチタッチ Corning Gorilla Glass 3 |
ワイヤレス | Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 互換 Bluetooth 4.1 ワイヤレス テクノロジー |
バッテリー駆動時間 | 最長9時間のビデオ再生が可能 |
外部端子 | USB-C × 1 3.5 mm ヘッドフォン ジャック Surface Connect ポート × 1 Surface タイプ カバー ポート microSDXC カード リーダー Surface Dial 画面外対話式操作に対応 |
サイズ | 245 mm x 175 mm x 8.30 mm |
重量 | 522 g |
Surface GoはSurface Proの弟分といえるモデルで、12.3インチのProに対して10インチとコンパクトになっています。コンパクトになったおかげで重量も522gと非常に軽くなりました。これだけ軽いとバッグに入れて持ち歩いても邪魔になることはなさそうです。
CPUは第7世代のPentium Gold Processor 4415Yを採用し、64GBモデルはメモリ4GB、128GBモデルはメモリ8GBという構成です。安価なタブレットPCによく搭載されているATOMはパワー不足に陥ったりしますが、その点Surface Goに搭載されているPentium Gold Processor 4415YはCore mシリーズには少し劣るものの普段使いには十分な速度を出してくれるので心配無用です。
ネットやオフィス書類を中心とした用途であればメモリ4GBの下位モデルでも十分使えそうです。
Suface GoのライバルはiPad Pro?
Surface GoのライバルはなんといってもiPad Proでしょう。価格帯やスペックを見てもモロにiPad Proを意識しているのがわかります。
ただしSurface GoとiPad ProではOSが違うのでまったく別モノですね。iPad Proのような高性能なタブレットが欲しいけど仕事上WindowsOS搭載機じゃないとダメというような人には唯一無二の存在となりそうです。
Surface GoにはSurfaceペンを使ってイラストを描くこともできますし、タイプカバーをセットしてノートパソコンのように使うこともできます。
むしろノートパソコンとしての用途も考えればSurface Goがリードしているのは間違いありません。iPad ProはMacと共通のOSではなくモバイル用のiOSが搭載されているので完璧なノートパソコンにはなりませんからね。
これまでのWindowsタブレットというとAndroid機を意識した低価格・低スペックのモデルか、ハイスペックな10万円オーバーのモデルに二極化していたので、Surface Goは痒いところに手が届くちょうど良いスペックのWindowsタブレットと言えそうです。
Surface Goのちょっと気になるポイント
7万円以下でSurfaceブランドのタブレットPCが手に入るのはうれしいニュースなのですが、Surfaceらしいデメリットもあるといえばあります。
それはやはりタイプカバー(キーボード)やSurfaceペンが別売りだということ。
これもiPad ProをライバルとしているSurface Goだから当然ではあるのですが、せっかく本体が7万円以下で買えたとしてもアクセサリをフルで揃えると10万円に到達してしまいます。
そうなってくるとスペックが上のHUAWEI matebook Eあたりと競合してしまうので悩ましいですよね・・・。
ただ、そもそもSurfaceシリーズはコスパで選ぶパソコンではありません。
『Surfaceシリーズのコンパクトなタブレット』という価値を求めるユーザーが手にするコンピューターなのです。
ライバルはあくまでもiPad Pro!
それからもう一点。
下位の4GBモデルに搭載されているストレージはSSDではなくeMMCになっています。物理的な衝撃に強いという点ではSSDと同じですが、読み書きのスピードはSSDには及びません。とはいえHDDと比較すれば圧倒的に速いのですが、速度も妥協したくないという場合は128GBのSSDモデルを選択する必要があります。
まとめ
Surface GoはiPad Proに真正面から対抗できるwindowsタブレットPCです。
Surfaceペンを使ってタブレットらしい使い方ができるのはもちろん、タイプカバーを取り付ければ純粋にノートパソコンとして使用することも可能。
これはiPad Proにもリードする部分なので、完全なタブレットではなくノートパソコンとしても使えるマシンが欲しい!というユーザーにはベストバイな一品です。