4K動画もスマホやビデオカメラで気軽に撮影できるようになりました。子供の成長記録や旅行・スポーツなどを4K動画で残しておけば綺麗な映像で鑑賞することができますね。しかしせっかく撮った4K動画も非力なパソコンでは編集することができません。4K動画の編集にはそれなりのマシンパワーが必要でスペック不足のパソコンだと動画を開くことすらできないのです。そこで今回は4K動画の編集におすすめのハイパワーなノートパソコンを紹介したいと思います。
4K動画の編集をするのに必要なノートパソコンのスペック
そもそも動画編集というのはパソコンで行う作業の中でも重い部類なのですが、中でも4K動画の編集というのはかなりヘビーです。CPUはもちろんメモリやグラッフィックなど全体的にハイパワーな構成が必要となります。
そして何より重視したいのが4K(UHD)ディスプレイです。せっかくの4K動画もフルHDのディスプレイでは堪能することができません。
ということで4K動画の編集が快適にできるパソコンスペックの目安は以下の通りになります。どれかひとつでも落とすと(例えばCPUを2コアにしたりメモリを8GBにしたり)途端に動作が不安定になりますが、このスペックがすべて揃っていれば十分快適に4K動画の編集をすることができます。
項目 | スペック |
---|---|
CPU | 6コア以上のCPU |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィック | NVIDIAまたはAMDのグラフィックボード |
ストレージ | SSD256GB以上 |
ディスプレイ | 4K(UHD)ディスプレイ 3840×2160 |
本格的に4K動画編集ができるノートパソコン! - HP ENVY 15
HPのクリエイターノートパソコンHP ENVY 15-epのパフォーマンスプラスモデルは、第10世代のCore i7-10750Hに32GBメモリ、グラフィックスボードはNVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q Designと4K動画の編集もサクサク行えるスペックになっています。
ストレージにはなんと2TBの大容量SSDを搭載しているので、ファイルサイズが大きくなる動画編集作業用のノートパソコンとしては心強いですね。
4K UHD(3840×2160)の有機ELディスプレイはタッチ操作にも対応していますし、搭載されているHDMI出力端子と2つのThunderbolt3端子を使えば、最大4枚のマルチディスプレイ環境を構築することも可能です。
HP ENVY 15-epは4K動画の編集はもちろん、本格的な映像作品の制作にも最適なノートパソコンになっているので映像制作クリエイターにもオススメですよ!
詳しく紹介したページもありますのでぜひそちらもチェックしてみてください!
4K動画制作クリエイターにピッタリのモデル - DELL New XPS 15 (9500)
DELLの新しいXPS 15 (9500)は、4K動画制作クリエイターにもピッタリのモデルになっています。
CPUには8コア16スレッドの第10世代インテルCore i7-10875H、メモリは標準で32GB、ストレージは余裕たっぷりのSSD2TB、グラフィックはNVIDIA GeForce GTX 1650 Ti を搭載しています。
そして4K動画の編集に欠かせないディスプレイですが、こちらは極細フレームの15.6インチ4K UHD+液晶で、16:10と非常に広い視野角を確保しています。
もちろんタッチ対応。
本格的なクリエイター向けノートパソコンを使ってカラーグレーディングを行うのであれば、やはりディスプレイの性能は妥協できませんね。
New XPS 15 (9500)は最大で100 % Adobe RGBに対応しているので、表現したいカラーを忠実に作りこむことが可能です。
あと、グラボ搭載のノートパソコンとは思えない薄さ(18mm)なので、自宅や職場だけでなく持ち歩いて出先での作業をするというようなケースでも安心です。
ストレージも標準で2TBという大容量なので4K動画の編集にピッタリといえるのではないでしょうか。
最強の4K動画編集マシン! - HP ZBook Studio 15.6inch G8 Mobile Workstation
HPのZBook Studio 15.6inch G8 Mobile WorkstationはHPの中でもプロユースのシリーズです。
最大構成では第11世代のCore i9-11950Hにメモリ32GB、グラフィックスには16GBのNVIDIA RTX A5000を搭載しており、4K動画の編集から3DCG、VRまでこなすハイパワーなノートパソコンです。
ZBook Studioは品質の高いパーツを組み合わせただけではなく、独自の熱換気システムで内部を冷却することでパソコンのパフォーマンスを維持しています。そのため、4K動画編集のような高負荷な作業でも常に快適なパフォーマンスを発揮することができます。
また、プロユースというだけあってセキュリティ機能が優れており、正常な機能に自動でリカバリする「HP Sure Recover」、ディープラーニングAIを活用してマルウェアを検知(既知のものだけでなく未知のマルウェアまで!)・ブロックする「HP Sure Sense」、BIOSが攻撃された時に自己回復してくれる「HP Sure Start」など、ガッチガチのセキュリティが盛り込まれています。
仕事として4K動画編集に取り組むクリエイターであれば、このHP ZBook Studioは非常にオススメできるノートパソコンです。
まとめ-スペックの比較
今回ご紹介した3機種のノートパソコンのスペックを比較してみます。
HP ENVY 15-ep | DELL XPS 15 (9500) | HP ZBook Studio | |
CPU | Core i7-10750H | Core i7-10875H | インテル Core i9-11950H |
ディスプレイ | 15.6インチワイドUHD(4K)OLED タッチディスプレイ | 15.6インチ UHD+ タッチディスプレイ | 15.6インチ フルHD タッチディスプレイ |
メモリ | 32GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 2TB SSD | 2TB SSD | 2TB SSD |
GPU | NVIDIA GeForce RTX2060 with Max-Q Design | NVIDIA GeForce GTX1650Ti | NVIDIA RTX A5000 |
いかがだったでしょうか?
4K動画の編集作業では複数の動画を切り出しながらテロップを作成したり書き出しやレンダリングなどなど、同時並行して重量級の作業を行うことになります。
場合によってはPhotoshopなどで画像を編集しながらなんてこともあるので、マシンパワーに余裕があると作業が大幅に捗りますよ!