手頃な価格とちょうど良いスペックで人気となっていたHUAWEIのMateBook Dに2018年モデルが投入されました。14インチクラスのコンパクトなボディに15.6型ディスプレイを搭載したMateBook Dは、モバイルにも据え置きにも使いやすいノートパソコンです。今回は2017年モデルからどこが進化したのかを解説してみたいと思います。
MateBook D 2018モデルは外観は同じでも中身がスペックアップ!
外観を見た感じ、MateBook Dの2017年モデルと2018年モデルはほとんど変わっていないように見えます。公式ページでスペックを確認してもサイズや重量が一致しているのがわかります。
2018年モデル | 2017年モデル | |
サイズ | 358mm × 239mm × 16.9mm | 358mm × 239mm × 16.9mm |
重量 | 1.9kg | 1.9kg |
外部コネクタの数やカメラ性能も同じなので、外観はほぼほぼ同じと考えても良さそうです。
つまりMateBook Dが進化したのは外見ではなく中身だということ。ではどこがどのように進化したのかをチェックしていきましょう。
第8世代CPU搭載により60%もパワーアップ!
2018年モデルには第8世代のCore i5-8250UまたはCore i7-8550Uが搭載されるようになりました。前モデルに搭載されていた第7世代のCore i7-7500Uは、Core i7ではあるものの2コア4スレッドのCPUでした。これが第8世代になってCore i5-8250Uでも4コア8スレッドのCPUに進化しているので、Core i5搭載モデルを選んだとしても前モデルよりも大幅にパワーアップされていることになります。
コア | スレッド | PassMark | CINEBENCH R15シングルコア | CINEBENCH R15マルチコア | |
第7世代 Core i7-7500U | 2 | 4 | 5217 | 144 | 341 |
第8世代 Core i5-8250U | 4 | 8 | 7601(+46%UP) | 145(+0.7%UP) | 543(+59%UP) |
第8世代 Core i7-8550U | 4 | 8 | 8277(+59%UP) | 167(+16%UP) | 548(+61%UP) |
下位グレードとなるCore i5-8250Uですらすべての面でパワーアップされています。物理コア数が2倍になったことでマルチコアの数値が大幅に上がっているのがわかりますね。
7500Uの後継となる8550Uに至っては約60%もパワーアップしているので重量級の作業がより快適にできるようになりました。
グラフィックボードは940MXからMX150に進化
前モデルにはGeForce 940MXが搭載されていましたが2018年モデルにはGeForce MX150が搭載されるようになりました。
GeForce MX150 | GeForce 940MX | |
アーキテクチャ | Pascal | Maxwell |
GPUコア | GP108 | GM108 |
製造プロセス | 14nm | 28nm |
CUDAコア | 384 | 384 |
クロック | 1469MHz | 1083MHz |
ブーストクロック | 1532MHz | 1189Mhz |
メモリー規格 | GDDR5 | GDDR5 |
メモリー容量 | 2048MB | 2048MB |
メモリー帯域幅 | 48GB/sec | 32GB/sec |
インターフェイス | PCIe ×4 Gen3 | PCIe ×4 Gen3 |
具体的にどれくらいの性能なのかというとライトなものであれば3Dゲームでも十分楽しめるスペックという感じです。ドラクエX、FF14、PSO2、ドラゴンズドグマオンラインのベンチマークではフルHDの最高品質~高品質設定でも「快適」または「非常に快適」という結果が出ています。
ゲーム用のGPUというわけではないので重量級のゲームをプレイするには物足りませんが、ライトゲーマーなら十分使えるノートパソコンであることは間違いありません。
またグラフィックボードを搭載していることで動画の視聴はもちろんのこと写真や動画の編集にも力を発揮するでしょう。
ハイブリッド構成のストレージで超快適なノートパソコンに!
前モデルではストレージが1TBのHDDのみの構成でしたが、2018モデルのMateBook DはSSDとHDDを組み合わせたハイブリッド構成になりました。(※Core i5搭載モデルは1TB HDDのみの構成)
SSDとHDDではOSやアプリケーションの起動速度がまったく違うので快適に使うならSSDは絶対に欲しいところです。しかしSSDだけだと容量不足が心配な人も多いはず。そこで高速なSSDと大容量のHDDを組み合わせたハイブリッド構成がオススメなのです。
MateBook D 2018のスペック
2018 MateBook Dのスペック | |
CPU | 第8世代インテル Core i7-8550U (1.8 GHz, 最大4.0 GHz) 第8世代インテル Core i5-8250U (1.6 GHz, 最大3.4 GHz) |
メモリ | DDR4 8 GB |
ストレージ | Core™ i7:128 GB SSD (SATA) + 1 TB HDD (SATA) Core™ i5: 1 TB HDD (SATA) |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
ディスプレイ | 15.6インチ フルHD 1920 x 1080 |
GPU | NVIDIA® GeForce® MX150、 GDDR5 2 GB Intel® UHD Graphics 620 |
サウンドシステム | Dolby Atmos サウンド・システム |
通信方式 | 802.11a/b/g/n/ac (2 x 2 MIMO) Bluetooth® 4.1 |
外部コネクター | USB3.0 Type-A x 2 (左側) USB2.0 Type-A x 1 (右側) HDMI ヘッドフォンジャック |
カメラ | 約100万画素 |
バッテリー | 43.3 Wh (約8.5時間* HUAWEI基準での測定、連続動画再生) |
まとめ
2018MateBook Dは狭額縁ディスプレイとアルミボディを組み合わせスリム&コンパクトなノートパソコンですね。第8世代CPUに変わったおかげで快適さもかなりパワーアップしているので、ノートパソコンであれもこれもこなしたいというユーザーにもオススメです。
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