FXトレーダーのトレードルームといえば複数のデスクトップパソコンにたくさんのディスプレイを繋いで・・・というイメージでしたが、近年はノートパソコンを上手に使ってシンプル&コンパクトに、かつ機能には一切妥協しないトレード環境を構築しているトレーダーが増えています。
ということで今回はFX投資家のためのノートパソコンの選び方とおすすめのノートパソコンについてご紹介させて頂きたいと思います。
トレーダーにノートパソコンがおすすめな理由
FXトレードをするために複数のデスクトップパソコンをぶん回すのは過去のお話!
近年のノートパソコンは非常に高性能になっていますので、デスクトップPCと同等の環境をもっと手軽に手に入れることが可能です。
省スペースでトレード環境が作れる
デスクトップパソコンで複数モニターのトレード環境を構築する場合、例えば2台のデスクトップパソコンに合計6枚のディスプレイを繋げるような感じになりますよね。
これをセッティングするには電源や室温管理の点から、6帖の部屋をまるごとトレードルームにする必要が出てきてしまいます。
これをノートパソコンとウルトラワイドモニターにお置き換えれば、かなりコンパクトなトレード環境にすることができます。
排熱&騒音問題から解放される
デスクトップパソコンの複数台設置で問題になるのが爆音・爆風・爆熱といった問題です。
マルチモニター化を実現するために高性能なグラフィックボードを搭載したデスクトップパソコンを使う場合、グラボを冷やすためのファンが騒音を出します。
そしてファンが高速回転することで外部に温かい爆風が放出され、それによって上がる室温を冷やすための24時間エアコンを稼働させる必要が出てきます。
なので基本的にはテレビを置くリビングなどをトレードルーム化することはできません。
しかしこれを省電力性能の高いノートパソコンに置き換えれば騒音や排熱の問題はほとんど解消されますので、リビングの一角にデスクを置いてトレーディングのスペースとすることも可能になります。
FXトレーダーのためのノートパソコンの選び方
ノートパソコンでデスクトップ以上の環境を構築するために必要なポイントをご紹介いたします。
基本スペックの高いノートパソコンを選ぶ
FXトレーダーに人気の高いチャートソフトMT4(MetaTrader4)は意外に重いアプリケーションなので、できるだけ基本スペックの高いノートパソコンがおすすめです。
MT4の推奨環境自体はCore i3 にメモリ2GB程度となっているのですが、これはあくまでも普通に稼働させるためのスペックだと考えておきましょう。
実際にトレードする時には複数のチャートを開いたりたくさんのインジケーターを使うことになりますので、CPUもメモリもグレードアップしておく必要があります。
特にマルチディスプレイ環境を視野に入れるのであればCPUはCore i7、メモリは16GBあれば長い目で見ても安心して使用できるでしょう。
マルチモニター化ができるノートパソコンを選ぶ
ノートパソコンだからといってたくさんのモニターを並べられないなんてことはありません。
むしろFXトレーダーとして色々な銘柄や為替のニュースをチェックにはノートパソコンのマルチモニター化は必須と言えるでしょう。
そこでチェックしておきたいのがグラフィックボードを搭載しているかどうか、そして最大何枚までのモニターを追加することができるのかです。
高性能なノートパソコンであれば最大で3枚の外部ディスプレイを接続し、ノートパソコン本体の画面と合わせて4枚のディスプレイを表示させることができます。
近年人気のウルトラワイドモニターを使えば、1台のノートパソコンと3枚のウルトラワイドモニターで従来のフルHDモニター6枚分程度の表示領域を得ることができます。
トレード専用であれば高性能なグラフィックボードは必要ないので、外部ディスプレイを何枚追加できるかだけチェックすれば大丈夫です。
冷却性能の高いノートパソコンを選ぶ
複数のチャートソフトに加えて証券会社のweb発注ツールやニュースサイトなどを常時表示しながら長時間のトレードを行うことになるので、冷却性能の高いノートパソコンを選ぶというのも重要なポイントです。
グラフィックボードを搭載しているノートパソコンであれば大抵は冷却性能にも優れたものが多いですが、中でもゲーミングパソコンやクリエイターパソコンに分類されるようなモデルを選べばより安心です。
FXトレードにおすすめのノートパソコン3選
ここまでご説明した内容を踏まえて、FXトレーダーにおすすめのノートパソコンをご紹介いたします!
HP ENVY15 トレーダーに必要なものがすべて詰まったノートPC
クリエイターノートパソコンとしても人気の高いHP ENVY15ですが、FXトレーダーのためのノートパソコンとしても最適なモデルと言えるでしょう。
人気記事!HP ENVY15の特集記事はこちら
基本スペックは第10世代のCore i7-10750Hにメモリ16GB、グラフィックスボードにはNVIDIA GeForce GTX 1660 Ti with Max-Q designが搭載されていますので、本体のディスプレイの他に3枚のモニターを追加することができ、最大4枚のマルチディスプレイ環境を構築することができます。
接続方法はHDMIが1つ、Thunderbolt3(USB Type-C)が2つです。
このHP ENVY15は冷却性能も非常に高く、2つの大型ファンとベイパーチャンバー機構によって熱をガンガン外に排出してくれます。
HP公式サイトのキャンペーンを利用すればかなりお得に手に入れられますので、もしも15万円以下で手に入れられるならコスパ的にもダントツでおすすめの一台です!
マウス G-Tune P5 基本性能は妥協せずコスパ重視のトレーダーに
マウスコンピューターのゲーミングパソコンブランドよりG-Tune P5をご紹介します。
G-Tune P5も第10世代Core i7-10750Hにメモリ16GBという基本構成は同じ。
グラフィックはGeForce GTX 1650と、HP ENVY15と比較すると2ランク下のグレードにはなりますがトレード専用PCとしては差を感じることはないでしょう。
ただしこちらはHDMIとMini DisplayPortがそれぞれ1つ搭載なので、本体以外には2つの外部ディスプレイまでとなります。
あとはストレージが256GBと少な目ですが、コスパ重視ならこちらも悪くありませんよ!
Dell G7 17 本体のディスプレイも十分に活用したいトレーダーに
DELLのGシリーズの中から17.3インチの大型ディスプレイを搭載したモデルをご紹介します。
Dell G7 17も基本スペックは変わらず第10世代のCore i7-10750Hにメモリ16GBと、FXトレーダーのためのノートパソコンとしては十分な内容です。
特徴としては17.3型とノートパソコンにしては大型のディスプレイを搭載しているという点ですね。
マルチモニター化するにしてもメインディスプレイも思いっきり活用したいというトレーダーには据え置き型の大型ノートパソコンがオススメ。
こちらはHDMIとThunderbolt 3(USB Type-C)とMini DisplayPort 1.4ポートで最大3台の外部ディスプレイが接続可能。
本体の17.3型モニターに加えて合計4台のマルチディスプレイ環境でのトレードが可能になります。
あと、DELLも公式サイトでのキャンペーン割引額が大きいのでチェックするのをお忘れなく!
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は『FXトレーダーにおすすめのノートパソコン』という内容で記事を書かせて頂きました。
FXトレーダーや個人投資家の皆さんもノートパソコンでトレード環境を構築するとすごくスッキリするのでオススメです!