WindowsノートPCでMacBook対抗馬といえばSurfaceシリーズが第一候補とされてきましたが、2017年後半以降はASUSやAcerなどの海外メーカーからスリムでハイスペックなノートPCがたくさんリリースされています。
そんな中で注目したいのがASUSのZenBook13です。
ZenBook13はネーミングからもわかるとおり13型のノートパソコンですが、狭額縁ディスプレイや第8世代CPUの搭載はもちろん、最新トレンドでもあるスリムノートに外部GPUを搭載しているというところもポイントです。
10万円台前半で買えるノートパソコンの中では断トツの性能!?
ASUSのZenBookシリーズはスタイリッシュな外観が魅力的なウルトラスリムノートPCですが、ZenBook13の特徴はなんといっても『スリムな筐体に外部グラフィックボードを搭載した』という点です。
グラフィックボード搭載の薄型ノートパソコンとしては同じASUSからもZenBookProがありますが、こちらは実売価格で20万円オーバーの高級機です。対してZenBook13は実売価格12万円前後とかなりリーズナブルになっているのです。
10万円から15万円といえばウルトラスリムノートPCでも人気機種が揃いますが、この価格帯に最新の第8世代CPUとグラフィックボードを搭載してきたというのがZenBook13が激アツの理由になっています。
では早速ZenBook13の細部を見ていきましょう。
ASUSらしいシャープな外観はSurfaceLaptopのようなオリジナリティは感じませんがMacBookProのようにシンプルで飽きのこないスタイルになっています。カラーはロイヤルブルーとグレーメタルの2種から選択できます。
ディスプレイのフチを狭くしてボディサイズをコンパクトにする「狭額縁ディスプレイ」は当然このZenBook13にも採用されています。13インチディスプレイを搭載しながらサイズは310 mm x 216 mm x 13.9 mmと非常にコンパクトになっています。A4サイズの用紙とほぼ変わらない大きさですね。
ZenBook13はコンパクトなボディにグラフィックボードを搭載しているのがポイントです。搭載しているグラフィックボードはGeForce MX150で、内臓グラッフィック機能と比較して写真加工速度は2.5倍、動画編集速度なら4倍も速く処理することが可能です。
ちなみにMX150はGeForce GTX 950Mに近いスペックを持っているので、ライトな3Dゲームなら十分楽しむことができそうです。
ZenBook13のキーボードです。キーストローク1.35mmのフルサイズキーボードなので打ちにくさのようなものは一切ありません。もちろん指紋認証やWindows Hello機能にも対応しています。
ASUS ZenBook13のスペックをSurfaceLaptopと比較してみた
ASUS ZenBook13(UX331UN) | SurfaceLaptop | |
CPU | 第8世代 Core i5 -8250U | 第7世代 Core i5-7200U |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 256GB | 256 GB |
ディスプレイ | 13.3 インチ フルHDディスプレイ 1980 × 1080 | 13.5 インチ PixelSense ディスプレイ 2256 x 1504 |
グラフィック | NVIDIA GeForce MX150 | 内臓グラフィック |
バッテリー駆動時間 | 約 14.4 時間 | 最大 14.5 時間の動画再生 |
外部インターフェイス | フルサイズ USB 3.0 端子 × 2 USB 3.1 (Type-C/Gen1) × 1 HDMI × 1 microSDメモリーカードスロット | フルサイズ USB 3.0 端子 x1 Mini DisplayPort ヘッドセット ジャック Surface Connect |
サイズ | 310 mm x 216 mm x 13.9 mm | 308.1 mm x 223.27 mm x 14.48 mm |
重量 | 1.14 kg | 1,252 g |
実売価格 | 129,384円 | 158,544円 |
13型のスリム型windowsノートパソコンならSurfaceLaptopと比較しないわけにはいきません。ということでCPU、ストレージ、メモリが同じランクのSurfaceLaptopと比較してみました。
やはり大きな差となっているのがCPUです。SurfaceLaptopは第7世代のCore i5-7200Uが搭載されていますが、ZenBook13には第8世代のCore i5-8250Uが搭載されています。この2つのCPUは同じCore i5でありながらZenBook13に搭載されている第8世代Core i5-8250Uの方が1.7倍も高速になっています。
それどころか第7世代のCore i7-7500Uと比べても1.5倍ほど高速ですし、CPU性能を評価するPassmarkのベンチテスト結果ではハイスペックゲーミングノートPCに搭載されているCore i7 7700HQにせまるスコアを叩き出しています。
それに加えてZenBook13にはグラフィクボードも搭載していますので、この2機種をスペック面で比較するとZenBook13の圧勝という事は間違いありません。
それ以外の部分でも外部インターフェイスもUSB3.0が一点のSurfaceLaptopに対してZenBook13はUSB3.0が二点とUSB3.1が一点にカードスロットまで備えています。さらにZenBook13はグラフィックボード搭載にも関わらずバッテリー駆動時間も同等レベルで厚さで約5mm薄く重量で100g以上も軽く仕上がっているのには驚きです。
ZenBook13なら価格を超えたスペックを求めるユーザーも満足できる!
ZenBook13は12万円前後という価格からは想像できないくらいの高級感とスペックを備えたスリム型ノートパソコンです。10万円台前半で販売されているノートパソコンの中ではかなりバランスが良いのではないかと思います。
またノートパソコン用のCPUは第7世代から第8世代になってかなりスペックアップしています。今後は第8世代のCPUが搭載されているノートパソコンを選んだ方が長く快適に使えそうです。