iPhoneのような高性能なスマホを使ってシネマティックな映像を公開する人が増えてきましたね。
一眼レフカメラやプロ向けビデオカメラといった高価な撮影機材がなくても、編集次第でまるで映画のような作品を作ることだって可能です。
動画編集ソフトは無料のものからプロ向けのものまで様々ですが、定番中の定番といえば『Adobe Premiere Pro』です。
Adobe Premiere Proはプロの映像クリエイターはもちろん、多くのYoutuberが使っているとも言われています。
撮った映像の余分なところをカットしたりトランジション効果を使っておしゃれに繋いだりテロップをつけてテレビ番組のような編集をすることもでき、Adobe Premiere Proさえあれば動画編集においてできないことは何もないというような万能ソフトになっています。
そこで今回は動画編集ソフト『Adobe Premiere Pro』を快適に使えるクリエイター向けノートパソコンをご紹介してみたいと思います。
Adobe Premiere Proが快適に動作するノートパソコンのスペック
基本的には動画編集ソフトというのは重量級のソフトに分類されます。
低スペックなパソコンだと動画素材の読み込みに時間がかってしまいますし、編集作業の度にフリーズしてしまうという事態も考えられます。
Adobe Premiere Proは動画編集ソフトの中では軽快な動作をしますが、それでもやはり求められるスペックは高いと考えておいた方が良いでしょう。
CPU、メモリ、グラフィックボードの目安
Adobe Premiere Proを軽快に動作させたいのであれば、CPU、メモリ、グラフィックボードに注目しましょう。
まずCPUはパソコンの動作速度を決めるもっとも重要なパーツで、最新バージョンのCore i5またはCore i7以上のものであれば安心です。
動画編集作業と並行して画像編集や音楽作成までしたいという場合にはCore i7の上位モデルを検討しましょう。
次にメモリですが、動画編集作業を快適にするためには16GB以上のメモリを搭載したいところです。
8GBでも動画編集作業自体はできますが、快適な動作を期待することはできません。
16GB以上のメモリを積んでおけばフルHD動画の編集作業であればかなり快適ですし、4K動画の編集作業でも問題を感じるまでではありません。
ただし、もしも4K動画の編集をメインに行うという場合には32GBでも64GBでも、積めるだけ積んでおいた方が良いのは言うまでもありません。
しかしYoutubeへの動画投稿などであればフルHD画質で十分ですし、一般的な用途でしたら16GBのメモリで困ることはないでしょう。
最後にグラフィックボードです。
最新のAdobe Premiere Proではグラフィックボード(=GPU)を使って動画の書き出しを高速化するハードウェアアクセラレーションという技術に対応しています。
例えばGPUなしのパソコンでCPUだけを使った場合に1時間かかる内容の動画があったとすれば、GPUエンコードを利用することで10分程度で完了してしまいます。
ハードウェアアクセラレーションに対応するGPUはAdobeのwebサイトで公開されていますが、今販売中のノートパソコンに搭載されているGPUであれば基本的には対応しています。
ポイント
この機能が発表された当初はNVIDIAのGPUのみ対応でしたが、現在ではAMDのGPUにも正式に対応しました。
搭載するグラフィックボードは高性能なものである必要はなく、目安としてはミドルクラス以上のものであれば十分です。
この他の要件としてはストレージは高速・大容量が良いので、SSDとHDDのデュアル構成が理想ですね。
パーツ | スペック |
CPU | 最新Core i5 または Core i7 |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックボード(GPU) | NVIDIA GeForce GTX1650以上 |
ストレージ | SSD256GB以上 + HDD1TB以上 |
このスペックを目安にしておけばAdobe Premiere Proが快適に使えるということになります。
Adobe Premiere ProにオススメなノートPC
では早速、動画編集ソフトAdobe Premiere Proが快適に使えるオススメのノートパソコンを2つご紹介していきたいと思います。
HP ENVY 15-ep
HPのクリエイターノートパソコン『HP ENVY 15-ep』をご紹介いたします。
HP ENVY 15-epはクリエイター向けソフトウェアでの快適な作業のために作られたノートパソコンで、Premiere ProはもちろんDAVINCI RESOLVEでのカラーグレーディングなども高速に動作させることができるように最適化されています。
動画編集の作業は多岐にわたるので、複数のソフトウェアを同時に稼働させることが多くなります。
そんな時でもパワーに余裕があるためモタつくことはなく、サクサクと動画編集作業を進めることが可能です。
CPUはインテル Core i7-10750HまたはCore i9-10885H、メモリは16GBまたは32GBと、作業環境に合わせて3つのモデルから選択可能です。
インターフェイスも充実しているので最大4画面のマルチモニター環境を構築することもできますし、Premiere Proをバリバリ使いたい動画クリエイターもきっと満足できるはずです。
HP ENVY 15-epはハイスペックだけに定価はそこそこしてしまうのですが、HPのパソコンは頻繁にキャンペーンをしていますし、当サイト経由だと7%OFFで購入できますので是非一度プライスをチェックしてみてください!
関連記事HP ENVY15 クリエイター向けノートパソコンを徹底解剖
mouse DAIV 5N-OLED
マウスコンピューターのクリエイター向けノートパソコンシリーズDAIV 5N(32GBモデル)です。
DAIV 5Nの特徴はCore i7-10870Hというさらにワンランク上のCPUを搭載していることです。
Core i7-10870Hは上位モデルのCore i9にも匹敵する性能ですが価格は安く抑えられています。
メモリは32GB、グラフィックはGeForce RTX3060でフルHDまでの動画編集ではAdobe Premiere Proが快適に動作しますし、4K動画の編集もこなすことができるでしょう。
ひとつ注意しておきたいのはストレージのデュアル構成ができないということです。
カスタマイズで最大2TBまでSSD容量を増やすことができますが、予算とのバランスで検討してみてください。
まとめ
今回は『Adobe Premiere Proが快適!動画編集にオススメなノートPC』という内容でしたがいかがだったでしょうか?
動画編集はかなり負荷の高い作業になるので、快適にするにはパソコンスペックは非常に重要になります。
今回ご紹介した2機種であればどちらも快適に動作しますし、カラーグレーディングや他のソフトと連携してテロップ等の素材づくりをする際にも安心して使用できるはずです。
これからYoutuberを目指す方や、今よりもっと快適に動画編集をしたいという方はぜひ一度公式サイトをチェックしてみてくださいね!