「Ryzen(ライゼン)」は2017年以降AMDから発売されているCPUのシリーズです。
近年はパソコンに組み込まれるCPUとしてはインテル一強ともいえる状況が続いていました。インテルからは第8世代のCore iシリーズが登場しましたが、AMDからも4コアCPU「Ryzen 3 2200U」と「Ryzen 5 2500U」と「Ryzen 7 2700U」が登場したことで状況が変わりつつあります。
AMD Ryzenのココがすごい!
Ryzenシリーズの特徴はなんといってもグラフィッス性能の高さです。
AMD Ryzenには「Radeon Vega」というグラフィックコアが内蔵されているのですが、インテルの内蔵グラフィックスであるUHD620に比べてグラフィックス性能で20%程優れているというベンチマーク結果が出ています。
インテルの内蔵グラフィックスだとカクカクで遊べないゲームでも、Radeon Vegaを内蔵しているRyzen搭載のノートパソコンなら設定次第で快適に遊べてしまうのです。
同じゲームをプレイするとRyzenの方が2倍以上高いフレームレートを出します。Ryzen恐るべし。
AMD Ryzen搭載のノートパソコン
AMD Ryzen搭載のノートパソコンは今後も増えてくると予想されていますが、今回は現時点でオススメできる2機種を紹介したいと思います。
DELL New Inspiron 15 5000 スタンダード/プレミアム
DELL New Inspiron 15 5000 スタンダードはAMD Ryzen 3 2200Uを搭載したノートパソコンです。
かんたん説明
メモリ4GBに1GBのHDDを搭載したスタンダードなモデルですね。文章作成やネット閲覧はもちろん、内蔵グラフィックスのRadeon Vega3を活かした動画視聴や3Dゲームも楽しめます。
New Inspiron 15 5000 スタンダードは最新のRyzenプロセッサーを搭載したノートパソコンの中でもリーズナブルですが、ディスプレイの解像度が(1366 x 768)なのが残念ですね。
ゲームや動画視聴を楽しむためにフルHDの液晶画面が欲しい!という場合はプレミアムモデルを選択しましょう。
New Inspiron 15 5000 プレミアムはCPUがAMD Ryzen 5 2500Uに、メモリが8GBに、ディスプレイ解像度がフルHD(1920 × 1080)にパワーアップしたモデルです。
直販価格で1万円の差なので非常にコスパに優れたモデルとなっています。
New Inspiron 15 5000はどちらもDVDマルチドライブ搭載なのでプライベートにもビジネスにも使いやすいですね。
Lenovo ideapad 720S
Lenovo ideapad 720SはインテルCore i7に相当するRyzen 7 2700U(4コア8スレッド)搭載モデルを選べるのがポイントです。
メモリは8GB、ストレージは256GBもしくは512GBのSSDと重い作業も難なくこなせるハイスペックになっています。
狭額縁のディスプレイ解像度もフルHD(1920 × 1080)のIPS液晶なので動画視聴や3Dゲームも快適です。
Lenovo ideapad 720S光学ドライブやカードリーダーが省かれていますが1.14kgとかなり軽量になっているのでモバイル用途にオススメです。
まとめ
AMDのRyzenはIntelのCore iに匹敵するCPUスペックに加えてCore iシリーズを大幅に上回るグラフィックス性能を持った非常に優れたCPUです。
特にグラフィック性能は優秀なので「ゲームパソコンを買う程ではないけどゲームや動画視聴を思う存分満喫したい!」というユーザーには間違いなしですよ!