日本でも人気爆発のオンラインゲーム『PUBG(PLAYER UNKNOWN‘S BATTLE GROUNDS)』は超美麗なグラフィックやアクションが特徴ですが、それ故にパソコンにもハイスペックが求められてしまいます。今回はPUBGが快適に遊べるゲーミングノートパソコンをいくつか紹介したいと思います。
PUBGの動作環境をチェック
まず最初にPUBGの公式サイトで動作環境を確認してみます。
| OS | 64-bit Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 |
| CPU | Intel Core i3-4340 / AMD FX-6300 |
| メモリ | 6 GB RAM |
| ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX 660 2GB / AMD Radeon HD 7850 2GB |
| DirectX | Version 11 |
| HDD容量 | 30 GB 利用可能 |
| インターネット設備 | ブロードバンドインターネット接続 |
必要動作環境だけを見てみるとそれほどハイスペックが要求されているようには感じません。グラフィックボードが必要な時点で一般的なノートパソコンは除外されてしまいますが、そこそこなスペックのゲーミングノートPCなら動くんじゃないかと思ってしまいます。
しかしこれはあくまでも『必要動作環境』であることがポイントです。
つまり【ギリギリPUBGが動くレベル】ということです。PUBGは他のプレイヤーとの戦闘を楽しむオンラインのバトルロワイヤルゲームなので、ギリギリ動くレベルのパソコンでは十分に楽しむことはできません。解像度や画質を最低レベルに落とせばある程度は動きますが、せっかくの超美麗グラフィックを堪能することができなくなってしまいます。
そこで今回は『PUBGを快適にプレイする』という定義をフルHD(1920/1080)かつウルトラ(最高画質)でフレームレート60fpsで動くということにして、それをかなえられるスペックのゲーミングノートPCをピックアップしてみました。
PUBGを快適にプレイするためのゲーミングノートPCのスペック
PUBGでフルHDのウルトラ画質で60fps以上のフレームレートを確保するために必要なゲーミングノートPCのスペックの目安は以下のとおりです。
| OS | Windows 10 64bit |
| CPU | Core i5-7300HQ 以上 |
| メモリ | 8GB |
| ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX 1060 |
| DirectX | Version 11 |
| HDD容量 | SSD 128GB |
| インターネット設備 | ブロードバンドインターネット接続 |
まずCPUは第7世代Core i5-7300HQならクアッドコアで動作周波数2.5GHzなので十分です。この上の第7世代Core i7-7700HQだとさらに安心感が増します。
メモリはゲームの動作だけを考えれば8GBあれば十分です。ただし録画や配信をする場合は積めるだけ積んでおいた方が良いのは言うまでもありません。
最も重要となるビデオカード(グラフィックボード)はNVIDIA GeForce GTX 1060が最適です。ひとつ下のGTX 1050tiというグレードでも平均フレームレート60fpsに近いスコアを出すことができますが、どんな状況でも快適に動くことを目指すのであればGTX 1060を搭載しているゲーミングノートPCにしておいた方が後悔しなくて済みます。
最後にストレージですが、これは何が何でもSSDにしておきましょう。HDDと比較するとゲームのロード時間が大幅に違うので快適さにモロに影響します。また、SSDは接続方法によってデータの転送速度が違うため、よりこだわるならSATA接続よりもPCIe接続のSSDを選んだ方が快適ですが、HDDとSSDほどの差があるわけではありません。
Acer PREDATOR Helios300
| OS | Windows 10 Home 64ビット |
| CPU | Intel Core i7-7700HQ |
| メモリ | 標準 16GB / 最大 32GB |
| ストレージ | 256GB SSD (M.2 (Type 2280)) + 1TB HDD (5400rpm, Serial ATA) |
| グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
| ディスプレイ | 15.6型 (フルHD、1920x1080) IPS液晶 |
| バッテリー駆動時間 | 約 9時間 |
| サイズ | 390 mm x 266 mm × 26.75 mm |
| 重量 | 約2.7kg |
| 直販価格 | 202,824円~ |
PREDATORシリーズはAcerのゲーミングノートPCブランドです。PREDATOR Helios300は第7世代Core i7-7700HQにメモリ16GB、グラフィックボードにはGeForce GTX 1060を搭載しているのでPUBGを最高設定でプレイするのに十分なスペックを備えています。
ストレージは256GBのSSDと1TBのHHDをダブルで積んでいるので、アプリやゲームクライアントはSSDにインストールしてデータ類はHDDに保存するといった使い方ができますね。
またPREDATOR Helios300はゲーミングPC専門ブランドだけあって、ゲームを快適にする機能が満載です。そのひとつが『PredatorSense』。これはゲームを好みの状態にセッティングできるツールで、TURBO/FASTER/NORMALの3つのモードでグラフィックのオーバークロックをしたりシステムの温度やシステムファンの回転速度を管理することができる優れものです。
また、ゲーミングノートPCのキモとなる冷却性能も、Acerオリジナルの『AeroBlade 3D Fan』が搭載されているので安心です。冷却性能だけでなく静音性も高いので、高負荷なゲームでも快適に長時間のプレイが可能になります。
20万円オーバーという価格がネックですが、それに見合うスペックを兼ね備えていることは間違いありません。PUBGだけでなく他にも高負荷なゲームを楽しみたいというユーザーにオススメです。
ASUS ROG STRIX GL703VM SCAR Edition
| OS | Windows 10 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core i5-7300HQ |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | SSD 256GB (SATA3接続) + HDD 1TB |
| グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1060 3GB |
| ディスプレイ | 17.3型ワイドTFTカラー液晶 フルHD (1920x1080) |
| バッテリー駆動時間 | 約3.1 時間 |
| サイズ | 415 mm × 280 mm × 24 mm |
| 重量 | 約 3kg |
| 直販価格 | ASUS公式サイトで最新価格をチェックする |
ROG STRIX GL703VM SCAR EditionはASUSのゲーミングノートPCです。
CPUにはクアッドコアの第7世代Core i5-7300HQ、メモリは8GB、グラフィックボードはGeForce GTX 1060が搭載されています。ストレージもSSDとHHDのハイブリッド構成でぬかり無しといった感じですね。
こちらもゲーミングPC専門ブランドからの展開になっているので、デュアルファンでの冷却性能も問題なしですし、『ROG Gaming Center』を使ってCPUやGPU(グラフィックボード)の状態をリアルタイムで調整することができます。
ROG STRIX GL703VM SCAR Editionの特徴はなんといっても17.3型という大型ディスプレイを備えているという点です。ノートパソコンでも大画面でPUBGをプレイしたいというユーザーにオススメ。
Lenovo Legion Y720
| OS | Windows 10 Home 64 bit |
| CPU | インテル Core i5-7300HQ |
| メモリ | 16.0GB 最大16GB |
| ストレージ | SSD 128GB(PCIe NVMe/M.2) + HDD 500GB |
| グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
| ディスプレイ | 15.6型 フルHD IPS液晶 1920x1080 |
| バッテリー駆動時間 | 約 7.2時間 |
| サイズ | 380 mm x 277 mm x 29.9 mm |
| 重量 | 約 2.95kg |
| 直販価格 | レノボ公式オンラインストアで最新価格をチェックする |
Legion Y720はLenovoのゲーミングPCですね。LenovoというとあまりゲーミングPCのイメージがないかもしれませんが、スペックを見てみるとかなりこだわった仕様になっているのがわかります。
基本スペックとしてはクアッドコアの第7世代Core i5-7300HQにメモリ16GB、そしてハイブリッドストレージはPCIe接続のSSD128GBとHDD500GBの組み合わせです。これだけのスペックがあればPUBGもかなり快適にプレイできますしロードにストレスを感じることもなさそうです。
SSDがPCIe接続になっている事や6GBのGeForce GTX 1060が搭載されている点はポイント高いですね。
先に紹介した2機種と同様にLegion Y720もゲーミングノートPCなので『Lenovo Nerve Center』からコア機能の調整やキーボード照明のカスタマイズ、ホットキーの設定ができるようになっています。
で、何よりのポイントがコスパの高さ！Lenovoの公式オンラインストアでEクーポンを使うと税込・送料無料で139,860円という超絶価格で購入できてしまうのです。
これはPUBGのプレイだけでなく動画編集などに使うパソコンとして考えても高コスパ間違いなしです。
OMEN by HP 15-ce015TX(あえての2017モデル)
| OS | Windows 10 Home （64bit） |
| CPU | インテル Core i7-7700HQ |
| メモリ | 16GB （最大16GB） |
| ストレージ | SSD 256GB SSD （PCIe NVMe M.2） ＋ HDD 1TB |
| グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
| ディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHDIPS液晶（120Hz/1920×1080） |
| バッテリー駆動時間 | 約 5 時間 |
| サイズ | 約 388 mm × 275 mm × 28.5 mm |
| 重量 | 約 2.63 kg |
直販価格(OMEN by 15-ce000 ) | 149,404円(税込・配送料込・キャンペーン価格) |
HPからも強烈なコスパを誇るゲーミングノートPCを紹介します。OMEN by HP 15-ce015TXです。
CPUに第7世代Core i7-7700HQ、メモリは16GB、ストレージにはPCIe接続のSSD256GBと1TBのHDDをハイブリッドで搭載、グラフィックボードには6GBのGeForce GTX 1060。税抜き価格で135,800円なので消費税と配送料を入れると149,404円。
LenovoのLegion Y720と比較するとCPU(i5 >>> i7)とHDDの容量(500GB >>> 1TB)が良くなって約1万円の価格アップという感じですね。PUBGのプレイだけを考えるとLegion Y720のスペックで不満なしですが、1万円の価格差ならOMEN by HP 15-ce015TXの方がコスパに優れているということになりそうです。
キャンペーン中に購入できるならOMEN by HP 15-ce015TXは見逃せませんね。
ポイント
より高性能な2018モデルが発売されましたが価格もアップしています。PUBG用ならGTX1060搭載でコスパに優れる旧モデルがオススメです！在庫があるうちにGETしましょう！
DELL ALIENWARE 15 (NEW)
| OS | Windows 10 Home 64ビット |
| CPU | 第8世代インテル Core i5-8300H / 第8世代インテル Core i7-8750H |
| メモリ | 8GB (最大32GB) |
| ストレージ | 1TBハイブリッドドライブ |
| グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1060 OC 6GB |
| ディスプレイ | 15.6 インチ フルHD (1920 x 1080) 60Hz IPS液晶(オプションでUHDor120Hz選択可) |
| バッテリー駆動時間 | - |
| サイズ | 389 mm x 305 mm × 25.4 mm |
| 重量 | 3.49 kg |
| 直販価格 | DELL公式サイトで最新価格をチェックする |
ALIENWAREといえばDELLのゲーミングPCブランドとして有名ですね。
最新モデルのALIENWARE 15は15インチのゲーミングノートPCで、CPUに第8世代インテル Core i5-8300Hにメモリ8GB、6GBのGeForce GTX 1060を搭載しているのでPUBGを快適にプレイするのに十分なスペックを備えていると言えます。
同スペックのゲーミングノートPCに比べてサイズが大きく重量も重くなっていますが、その代わりに高い冷却性能と長時間のバッテリー駆動時間が確保されています。
ストレージはHDDのみからHDDとSSDのハイブリッド構成までカスタマイズ可能。その他の部分もカスタマイズの幅が広いので自分好みのゲーミングノートパソコンに仕上げることができます。
MOUSE G-tune NEXTGEAR-NOTE i5550BA1
| OS | Windows 10 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core i7-7700HQ |
| メモリ | 8GB (最大64GB) |
| ストレージ | 240GB(SATA3) |
| グラフィックボード | GeForce GTX 1060 (6GB) |
| ディスプレイ | 15.6型 フルHD (1,920×1,080) |
| バッテリー駆動時間 | 約 4.7時間 |
| サイズ | 390 mm × 271.5 mm × 28.5 mm |
| 重量 | 約 2.5kg |
| 直販価格 | マウスコンピューター公式サイトで最新価格をチェックする |
マウスコンピューターのゲーミングPC専門ブランド『G-tune』の中ではNEXTGEAR-NOTE i5550BA1がPUBGに最適です。
第7世代Core i7-7700HQにメモリ8GBとSSD240GB、そして6GBのGeForce GTX 1060が搭載されています。PUBGを快適にプレイするには十分なスペックですが、G-tuneは購入時にかなりカスタマイズできるのがポイントです。例えば標準で8GBのメモリも、カスタマイズで最大64GBまで増設することができますし、SSDの容量を大きくすることも可能です。
230mmの静音ファンにメモリ64GB、PCIe接続のSSDを1TBの大容量！というようなモンスターマシンに仕上げることも可能です。そこまですると30万円近くなってしまいますけどね・・・。ですが自分自身でカスタマイズしたオリジナルマシンでPUBGをプレイするというのも楽しみのひとつかもしれません。
ドスパラ ガレリア GCF1060GF
| OS | Windows 10 Home 64bit |
| CPU | インテル Core i7-8750 |
| メモリ | 8GB (最大32GB) |
| ストレージ | SSD 250GB + HDD 1TB |
| グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
| ディスプレイ | 15.6 インチ フルHD(1920 × 1080) 120Hz |
| バッテリー駆動時間 | 約2.7時間 |
| サイズ | 388 mm × 265 mm × 27~31 mm |
| 重量 | 約 2.3kg |
| 直販価格 | ドスパラ公式サイトで最新価格をチェックする |
ドスパラのゲーミングPCブランドがガレリアシリーズですね。同じBTOメーカーのマウスコンピューターとはライバル関係になります。
GCF1060GFは第8世代のCore i7とGeForce GTX1060 6GBを組み合わせたハイスペックなゲーミングノートPCです。最新のCPUで構成されているので長期間快適に使えるというのはアドバンテージになります。
まとめ - キャンペーン中ならOMEN by HP 15-ce015TXがダントツ！
PUBGを最高画質で快適に楽しめるゲーミングノートPCを7機種紹介しましたが、現在実施中のキャンペーンを利用するという前提であればHPのOMEN by HP 15-ce015TXがもっともコスパに優れているといえそうです。
第7世代Core i7-7700HQにメモリ16GB、6GBのGF1060にPCIe接続のSSDとHHDのハイブリッド構成、さらにリフレッシュレート120MHzのディスプレイ搭載と、PUBGを快適にプレイするのに必要なスペックがすべて揃っていて15万円未満はコスパ良すぎです！
価格がアップした新モデルが投入されたのでいつまで在庫があるかわかりませんが、購入のタイミングで在庫があればラッキーですね！
