ポイント
- ノートパソコンでもPhotoshopって使えるの?
- PhotoshopとIllustratorを同時に使える動作スペックを知りたい
- レイヤーをたくさん開くと重くなるって聞いたけど実際どうなの?
PhotoshopやIllustratorを駆使するクリエイターにとってパソコン選びは非常に重要です。そもそもアプリ自体が重量級なので非力なパソコンだと起動するだけで時間が掛かってしまいますし、万が一フリーズでもして大切なデータが飛んでしまったら冷や汗ものです。
だからこそ、クリエイティブな作業をストレスフリーで行うためには、PhotoshopやIllustratorが快適に動作するクリエイター向けノートパソコンを選ぶ必要があるのです。
そこで今回は、PhotoshopやIllustratorを本気で使い倒すのに必要なスペックの解説と、クリエイターにピッタリのノートパソコンをご紹介したいと思います。
クリエイターは要チェック!PhotoshopやIllustratorの推奨スペック
重い重いと言われるPhotoshopやIllustratorですが、実は必要スペックはそれほど高くありません。Pentium4にメモリ2GBなんていう化石のようなパソコンでも動作します。
しかし実際の作業ともなればたくさんの写真や画像を一度に開いて作業することになります。イラレだと画像をアウトライン化するという作業は欠かせません。こういった作業で一気にパソコンへの要求スペックがアップするのです。
そのため「PhotoshopやIllustratorをガシガシ使える」ということにフォーカスした場合は、下に記載したくらいのスペックを用意しておく必要があるのです。
- シングルクロック性能が高いCPU
- 16GB以上のメモリ
- 外部GPUの搭載
- 200GB以上のSSD
- フルHD以上のディスプレイ
CPUはCore i5以上なら快適に使える
インテルの最新CPUはかなりパワーアップしています。ですのでCore i5以上のCPUであれば合格です。コア数が多いCPUが良いのか、それともシングルクロック性能の高いCPUを選べば良いのかという点については、「どちらかといえばシングル性能を気にしておこう」程度の認識でOKです。
メモリは16GB!予算に余裕があれば32GB欲しい
メモリに関してはソフトを単体で使用する場合は8GBで問題ありませんが、PhotoshopとIllustratorを行き来しながら作業するというクリエイターが多いでしょう。複数のアプリを同時に使用するのであれば、メモリは多く積んでおくに越したことはありません。予算に余裕があれば32GBまで積んでおいても後悔することはないでしょう。
グラボ搭載で作業効率大幅アップ
Photoshopを使う場合は外部GPU(グラフィックボード)もあった方が良いです。CPU内蔵のGPUでも問題なく動作はするのですが、グラフィックボードを搭載していればフィルタをかけるような作業で時間の短縮ができます。
最近は動画編集に携わるクリエイターが多いですが、動画編集をするならハイエンドGPU搭載モデルがおすすめです。書き出し時間に相当の差が出ますので、作業効率を大幅にアップさせることができるでしょう。
人気の高いNVIDIA製のGPUにはGeforce系とQuadro系がありますが、PhotoshopやLightroomメインならGeforce系を、イラストレーターメインならQuadro系を選ぶのがオススメです。
とはいえ現在はどちらのGPUにもしっかり対応しており、どちらかを選んで失敗するということはありませんのであまり神経質になる必要はないです。
ストレージは高速SSD一択
ストレージについてはSSDで決まりです。容量は200GB以上あれば作業に問題はありません。大容量のストレージが欲しい場合はデュアル構成のものを選ぶか、外付けHDDなどで対応するのがオススメです。メインのストレージをHDDにしてしまうとファイルの読み書きでかなりの時間をロスすることになってしまうので注意しましょう。
ディスプレイはフルHDでOK
ディスプレイは一般的な用途であればフルHDで十分です。4K解像度のディスプレイはクリエイターとしての作業に必要かどうかという視点で選べば良いかと思います。
4K動画の作成に4Kディスプレイが必要になった時には、4Kの外部モニターを接続してマルチディスプレイ化することをオススメします。
これらを満たしたスペックのノートパソコンであればPhotoshopやIllustratorといったクリエイティブ系ソフトを快適に使うことができます。
PhotoshopやIllustratorを使い倒すクリエイター向けのノートPC
ラップトップマガジンでは、PhotoshopやIllustratorを快適に使いたいというクリエイターにピッタリのノートパソコンを3つに厳選しました。
HP OMEN 16 クリエイターPCとしても優秀なゲーミングノートPC
HP OMEN16は高性能なCPUやグラフィックス機能を搭載したクリエイターにピッタリのノートパソコンです。
CPUは最新の第14世代 インテル i7-14700HX、グラフィックス機能にはNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop、メモリは16GB、ストレージに1TBの高速SSDを搭載したHP OMEN16は、ADOBE PREMIERE PROやDAVINCI RESOLVEを駆使した動画編集、またはADOBE LIGHTROOMで大量のRAWファイルを現像するようなプロユースに十分対応する、まさにクリエイターに最適なノートパソコンです。
本来はゲーミングノートPCなのですが、クリエイターとゲーマーは要求するスペックが似ているので、近年ではゲーミングノートパソコンを使うクリエイターが増えています。
このスペックであればPhotoshopやIllustratorは余裕で動作しますし、複数のアプリを行き来するような使い方でもスペックに不安はありません。PhotoshopやIllustratorって意外と単体で使うよりも他のソフトを合わせて使うことが多いんですよね。そういった時にはやはりマシンのパワーは十分にあった方がストレスなく作業に没頭することができます。
HPは公式サイトでのキャンペーン割引が非常に大きいので、タイミング次第ではこれだけのスペックでありながらかなりお得に購入することができるというのが見逃せないポイントです。
「クリエイターPCが欲しいけどどれを買えば良いかわからない!」
という場合は、まずHPの公式サイトで割引キャンペーンが実施されていないかチェックしてみましょう。
作業効率を重視するクリエイターには間違いなくオススメできるノートパソコンです。
最強バランスのクリエイターノート マウスコンピューター DAIV R6
テレビCMでもおなじみのマウスコンピューターにはクリエイティブ専門のパソコンブランド『DAIV』があります。
その中からオススメしたいのが最新のGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載したDAIV R6です。
DAIV R6は24コア32スレッドの高性能CPU、インテル Core i9-13900HXにGeForce RTX 4070を搭載した、クリエイティブ作業にピッタリのハイエンドノートパソコンです。
標準構成の32GBメモリやSSD1TBも十分なスペックですが、マウスコンピューターならカスタマイズでさらにスペックを増し増しにすることも可能。
64GBメモリを搭載したモデルもありますので、PhotoshopやIllustratorだけでなく動画編集などの高負荷な作業も安心して行えます。
また、4K出力に対応したHDMIとUSB Type-Cポートを搭載しているので、4K3画面を追加した最大4画面の高解像度マルチディスプレイ環境も実現可能です。
自宅や作業場ではメインモニターを含めた三画面で効率よく作業し、出先には16型のノートPCとして持ち歩けるというのはかなり汎用性が高いのではないでしょうか?
DAIV R6はリモートワークやチームでの作業にもオススメのクリエイターノートパソコンです!
【17型大画面】パソコン工房 SENSE-17WG192-i9-XLRX
17型大画面でオススメのクリエイターノートPCはパソコン工房のSENSE-17WG192-i9-XLRXです。
パソコン工房のSENSEシリーズはマウスでいうところのDAIVシリーズにあたるクリエイターPC専門ブランド。
中でもSENSE-17WG192-i9-XLRXは17型の大画面ディスプレイを備えたPhotoshopやIllustratorでの作業にピッタリのノートパソコンです。
基本スペックは超ハイエンドCPUのCore i9 プロセッサー 14900HXに64GBのメモリ、GPUにはGeForce RTX 4090 16GBを搭載しているのでクリエイティブ系のソフトを超軽快に動かすことができます。
ストレージは1TBのM.2 SSD搭載で容量にも十分な余裕がありますね。
そしてこのパソコン最大の魅力は何といっても17型の大画面!
リフレッシュレート165HzのフルHD液晶は非光沢で長時間の作業でも目が疲れません。
さらに最大3台の4K外部ディスプレイを接続可能なので、ノートパソコンのモニターを含めて最大4画面のマルチモニタ環境を構築することができます。
大画面+外部ディスプレイで作業領域を拡大したいクリエイターにピッタリのノートパソコンですね!
まとめ
クリエイターがよく使う業務用アプリは重量級のものが多いです。そういったソフトを快適に使えるかどうかはパソコンスペックがカギを握っているわけです。
今回紹介したノートパソコンはどれもクリエイター向けとして発売されているものなので、PhotoshopやIllustratorを使った写真加工・イラスト作成といった業務用途にぴったりです。